両手いっぱいの、大好きを。

茶髪に革ジャンを身に着けた、いかにもチャラそうな男の子2人が近寄ってきた。

何だろ?

何か…怖いかも…

そう思い、ベンチから立ち上がると…

「ちょいちょいキミ〜可愛いね、どこ中?」

「え…あの、やめ…」

私は怖くて、後退(あとずさ)りをした。

ベンチに注意が行ってなかったせいで、先にぶつかり、
体制を崩し、座ってしまってふりだしに逆戻り。

「きゃあっ!?」

まぁ、何とも大きなな声だことでしょうかねぇ…

「え、待って。」

「な?今までで1番純粋(じゅんすい)じゃね?」

え…?どういうこと?

「で、どこ中?」

「あ!ひばりが……、!!言いません〜っ!!!」

「ほー、陽晴ヶ丘ね」