大好きなキミと365日の恋をする

「こ…虹くん、の…っ、バカ…ッ」


涙で濡れた顔が、俺を睨む。


「え…?」


「あの人…誰なのっ…?新しい彼女…?」


…は?あー、髙田さんか…


やっぱりあの音は、気のせいじゃなかったのか…


「ただの友達だよ」


「嘘…だって…告白されてたじゃん…」


「断ったよ」


そう答えると、愛里清ちゃんは目を見開いた。


澄んだ空色をした瞳が、涙で揺れている。


「え…嘘っ…」


「嘘じゃない。本当だよ」


「ごめっ…私、勘違いして…」


そりゃそうだよ。俺が、悪い。


「いいよ。夏祭り…一緒に行こ。」


「うん…っ!」


愛里清ちゃんは、そう言って俺を見上げ、微笑んだ―――。