大好きなキミと365日の恋をする

「頼むって虹!昨日俺が勝ったじゃん!!」


耳がキーンとするくらい大きい千輝くんの元気な声が教室に響く。


どうやら、昨日何か賭け事の勝負をして、千輝くんが勝ったようだ。


「……、無理。言わない」


「でも、『好きな人』がいるのは、認めるんだよな!!」


「…まぁ……普通の人とは比べものにならないくらい可愛い子」


っ、!


虹くんの…好きな、人…


『普通の人とは比べものにならないくらい可愛い子』というワードで、虹くんの好きな人は、絶対みんな分かる。


だから、改めて諦めたくもなる。


キミには好きな人がいるから。


あんな可愛い、好きな子が……。


そのとき、教室の扉がガラッと開いた。