大好きなキミと365日の恋をする

ついに、補習初日がやってきた。


教室に着いて、周りを見回すけど、人はいない。


誰もおらず、密室になっていた教室は、とてもジメジメしていて暑い。


窓を勢いよく開けると、涼しい風がビュウーッと吹き込んだ。


―――ゴンッ!!


「っ、ぁぅぅ…」


間違えて開けてない方の窓から身を乗り出そうとしてしまい、勢い余って窓におでこをゴンッとぶつけた。


途中でなんか(へだ)たりがある気がして、窓だ!!って気付いたけど、これこそ時すでに遅しだ。


おでこをおさえながら思う。


勉強は嫌いだけど、虹くんと一緒なら楽しみだし、頑張れる気がする、と。


「早く始まらないかな…」


つい、漏れた心の声。


「何が始まってほしいの?愛里清ちゃん。」


後ろから、聞き覚えのある透き通った声が聞こえた。


「っ、!?いつの間に…!?」


その大好きな声の主は―――