「あ…すみません、今入ったらダメな感じでしたか?」
虹くんだった―――。
「いえいえ、大丈夫よ。今話が終わったところだから。」
「そうですか。」
虹くんはまだスクールバッグを持っている。
おそらく、まだ家に帰っていなかったのだろう。
「…愛里清ちゃん、これ…」
「あ…うん。補習なっちゃって。進級も危ないんだって…」
あ!何してんだ私!虹くんに自分の悪いところを堂々と言うなんて!
「そっか…先生。この補習、俺も受けさせてください。」
えええええええっ!?
「え…ちょ、なっ、夏凪さんは成績トップだから受けなくても大丈夫よ!?」
「いえ。これ、任意ですよね?」
「うぅ…分かったわ。はい、これしおりね。」
「ありがとうございます。」
「じゃあね、2人とも。」
「「さようなら!」」
月寄先生が、教卓に置いていた教材を手に取り、スタスタと教室を出ていった。
少しの間の後、先に口を開いたのは私で、
「何で補習参加したの?」
「愛里清ちゃんが悲しそうだったから。」
え…?私の、ため…?
「でっ、でも!それじゃ虹くんに迷惑が…」
「いいの。愛里清ちゃんは気を使いすぎなんだよ。」
「でも…」
「愛里清ちゃん、もっと俺のこと頼ってもいいんだよ?」
サラッとそういうことを言わないでほしい。
ものすごく、心臓に悪いから―――。
虹くんだった―――。
「いえいえ、大丈夫よ。今話が終わったところだから。」
「そうですか。」
虹くんはまだスクールバッグを持っている。
おそらく、まだ家に帰っていなかったのだろう。
「…愛里清ちゃん、これ…」
「あ…うん。補習なっちゃって。進級も危ないんだって…」
あ!何してんだ私!虹くんに自分の悪いところを堂々と言うなんて!
「そっか…先生。この補習、俺も受けさせてください。」
えええええええっ!?
「え…ちょ、なっ、夏凪さんは成績トップだから受けなくても大丈夫よ!?」
「いえ。これ、任意ですよね?」
「うぅ…分かったわ。はい、これしおりね。」
「ありがとうございます。」
「じゃあね、2人とも。」
「「さようなら!」」
月寄先生が、教卓に置いていた教材を手に取り、スタスタと教室を出ていった。
少しの間の後、先に口を開いたのは私で、
「何で補習参加したの?」
「愛里清ちゃんが悲しそうだったから。」
え…?私の、ため…?
「でっ、でも!それじゃ虹くんに迷惑が…」
「いいの。愛里清ちゃんは気を使いすぎなんだよ。」
「でも…」
「愛里清ちゃん、もっと俺のこと頼ってもいいんだよ?」
サラッとそういうことを言わないでほしい。
ものすごく、心臓に悪いから―――。

