大好きなキミと365日の恋をする

「あんたさえ…いなければ―――ッ!!」


そう、聞いたこともない花美の声が聞こえた。


その声が聞こえた方へ急いで向かい、扉を開けると、愛里清ちゃんが花美に叩かれそうになってて。


「愛里清っ!!」


気づいたときには、体が勝手に動いていて、花美の腕を掴んでいた。


「っ!!な…、虹っ!?」


花美が驚いた顔で俺を見上げて。


その瞳には、うっすらと、涙さえ見える。


「これは…っ、ちがくて…」


「何が違うの。ダメじゃん。」


そう言うと、花美は思いもしなかったことを口にした。


「…虹!…好きっ!!」


―――は…?


「……俺、花美のことは―――」


「花美!!行くよっ!!」


蒲生が、花美の手を引き、扉を勢いよく音を立てて閉めて、教室から出ていった。


俺の言葉を遮って。


ふと横に目をやると、愛里清ちゃんがビクビクしながら立っていた。