両手いっぱいの大好きを。

「愛里清っ!!」

入って来たのは虹くんで。

ーパシッ!

「ーっ!!な…、虹っ!?」

虹くんは花美ちゃんの手を掴み、睨みつけた。

「これは…っ、ちがくて…」

「何が違うの。ダメじゃん。」

そう虹くんが言うと、花美ちゃんは唇を噛み、1番言ってほしくなかったことを言った。

「…虹。…好きっ!!」

そんな花美ちゃんの瞳には、じんわり涙が見える。

「っ…俺、花美のことはー」

「花美!!行くよっ!!」

祐香ちゃんが、花美ちゃんの手を引き、扉をバシャーンと音を立てて閉めて出ていった。