大好きなキミと365日の恋をする

脳内で再生される、あの記憶、声――


『虹は、私のことが好き。もちろん、私も虹のことが好き。だから…諦めて?愛里清ちゃん。』


そんなの、分かってる。けど…


諦められないの―――。




いつものように、お昼休み、ガララと扉が開く。


「愛里清ちゃん、ちょっといいかな?」


……いつもなら、虹くんの名前を呼んでるのに、今日は私。


何か、したかな……?


いや、知ってるはずないよね。


「っ、う、うん…」


根拠もないのに逆らうわけにもいかない。


まな板の鯉のごとく空き教室に連れられ、鍵をガチャッと閉められる。


……何だか、怖い…っ


「あのさ、虹とこないだ出かけたよね?」


えっ…、何でそれを…!?


「なん…でっ、!?」


思っていたことが、まんま口に出た。


もしや私は、脳と口が直結しているのだろうか。


「言ったよね、諦めてって。虹は、私が好きなの。だから…!」