両手いっぱいの大好きを。

「愛里清ちゃん、見てた理由ほんとにこれ?」

「へっ…?そ、そそそそうだよ!?」

その時、虹くんが口角を上げて、呆れてるような顔をした。

「分かりやす…ねぇ、嘘ついてるよね?」

「っ…ごめ…んっ、虹くん…」

バレてしまった…それに、虹くんからの信頼が…

「で?本当は何?」

もう、仕方ない…っ!

「こ、虹くんに…見とれてました…っ」

ほんっとに恥ずかしいっ!!

虹くんのことをチラリと見ると、その顔はほんのり赤みがかかっていた。

えぇ?

「あの、虹くん…?」

「あー、もうダメ…それは反則だよ、愛里清ちゃん…」

「ふえぇ!?」

「もう、我慢しないよ?俺。」

「が、我慢…?うん、いいよ…?」

「明日、一緒に帰ろ。」

「うん!」

こんな感じで、虹くんとの楽しい時間は過ぎていった。