爆走令嬢アンナの「規格外」な無双劇 〜婚約破棄され失恋しましたが、私の物理(拳)でどうにかします〜

「大丈夫だった……それより、見て!」

わたしは二人の勢いに少し仰け反りながら、手に持っていた生徒手帳(ルミナス・ログ)の裏表紙を見せた。

そこにはさっきと同じように、(スロット)にステラがキラリと光っていた。

「「え!!」」

リリィとセルシアちゃんは顔を合わせて驚いたような声を出す。

「ステラじゃない!」

「すっ、すごいです!すごすぎますよ!!」

ステラが光った時のわたしよりも、興奮したように目を輝かせてそう言う。

二人のその言葉一つ一つで、ついつい表情筋が緩んでしまう。

「ありがとう」

「アンナの努力が認められたってことね……良かったじゃない」

リリィはクールな顔をほころばせて、私の頭を撫でてくれた。

セルシアちゃんはと言うと、ワナワナと体を震わせて「すごいです!すごいです……」とボソボソ一人で呟いている。

……正直ちょっとだけ怖い。

けど、二人が自分ごとのように喜んでくれて、わたしは心の底から嬉しかった。