パトリック先生は嬉しそうに目を細めたかと思うと、驚いたように目を大きく開け、今度は納得したように手を叩く。
一人で百面相して話し続けるパトリック先生が面白くてクスリと笑ってしまう。
先生はこほんと咳払いをすると、改めて言った。
「これはアンナさん、君の誇りだ。自分に自身を持って、これからも頑張って……中央広場の処分は考えさせてもらうけど」
笑顔でそう言う先生に、少しずっこけながらも、「はい!」と元気な返事をして生徒相談室を後にした。
純粋な色で輝く溝。
魔力が極端に少ないわたしにとって、それは今までただのオモリでしかなかった生徒手帳とステラ。
今日やっと、少しだけわたしの存在を認めてもらえたような気がした。
ステラをもらったわたしは、ルンルンで二人の元へ向かっていた。
「リリィ!セルシアちゃん!」
渡り廊下を歩く二人の姿を見つけ、思わず名前を叫ぶ。
わたしのその声が届いたのか、二人は同時に振り返った。
「アンナ!」
「アンナさん!」
そして、またも同時にわたしの名前を呼ぶ。
「どうだったの!?」
「大丈夫ですか!?退学とか、なってないですか?」
わたしが二人に駆け寄るより先に、競い合うかのようにわたしの方に走ってきてそう言う。
一人で百面相して話し続けるパトリック先生が面白くてクスリと笑ってしまう。
先生はこほんと咳払いをすると、改めて言った。
「これはアンナさん、君の誇りだ。自分に自身を持って、これからも頑張って……中央広場の処分は考えさせてもらうけど」
笑顔でそう言う先生に、少しずっこけながらも、「はい!」と元気な返事をして生徒相談室を後にした。
純粋な色で輝く溝。
魔力が極端に少ないわたしにとって、それは今までただのオモリでしかなかった生徒手帳とステラ。
今日やっと、少しだけわたしの存在を認めてもらえたような気がした。
ステラをもらったわたしは、ルンルンで二人の元へ向かっていた。
「リリィ!セルシアちゃん!」
渡り廊下を歩く二人の姿を見つけ、思わず名前を叫ぶ。
わたしのその声が届いたのか、二人は同時に振り返った。
「アンナ!」
「アンナさん!」
そして、またも同時にわたしの名前を呼ぶ。
「どうだったの!?」
「大丈夫ですか!?退学とか、なってないですか?」
わたしが二人に駆け寄るより先に、競い合うかのようにわたしの方に走ってきてそう言う。



