爆走令嬢アンナの「規格外」な無双劇 〜婚約破棄され失恋しましたが、私の物理(拳)でどうにかします〜

「「大袈裟」」

「そんなことないよ〜〜」

そんな他愛もない会話をしながら食べ進めていると、ピコンとわたしの通信機器が鳴った。

二人に断りを得て通信機器を確認すると、担任であるパトリック先生からの連絡だった。

操作してメッセージを開くと、こんな風に記してあった。

『To:アンナ・エボリューション From:ジョンソン・パトリック 学院本棟にある大職員室まで、至急』

「えっ……」

その内容に思わず声を漏らしてしまう。

「何だったの?」

「どうしたんですかアンナさん?」

わたしの声が聞こえたのか、二人はお喋りを中断して心配そうにこちらを見つめる。

「パトリック先生から……大職員室まで至急って…」

わたしが青い顔をしながら二人にメッセージを見せると、リリィが肩を竦めてこう言った。

「いよいよ怒られる時間ね。まあ、どうにか頑張りなさいよ」

「そうです!退学だなんて言われれば、マセマティカさんと一緒に大職員室まで乗り込みますわ!!」

リリィに続けて、威勢よくそんなことを言うセルシアちゃん。

「あ、ありがとう……行ってきます…」

そう言いながらも、残りのスイーツたちを口の中に詰め込んで席を立つ。

不安が渦巻く胸に手を当てながら、二人に見送られわたしは食堂を後にした。