雪の音色に包まれて

雲間から夕陽が差し込んだ。”天使のはしご”だ。

きっと雪音(ゆきね)さんは、あのはしごに乗って、遠い国へ「還って」行ったんだろう。

雪音(ゆきね)さんはときに雪として、ときに水としてこの星を巡り、誰かの孤独に寄り添うんだろう。

愛冬(まふゆ)
『さて氷月(ひづき)!覚悟はできてる?』

氷月(ひづき)
「覚悟?」

愛冬(まふゆ)
『私に落とされる覚悟!』



氷月(ひづき)
「落とされるって…。」

愛冬(まふゆ)
『氷月が雪音(ゆきね)さんに向けていたキラキラした眼、私に向けさせてやるんだから!』

氷月(ひづき)
「僕、そんな眼してた?」

愛冬(まふゆ)
『してたよ。年上のお姉さんに恋しちゃってる眼!』

氷月(ひづき)
「恋じゃないって!恩人への憧れだよ。」

愛冬(まふゆ)
『どーだか!まぁ、これだけは思い知ってよね!』

氷月(ひづき)
「思い知るって?」

愛冬(まふゆ)
氷月(ひづき)はもう孤独じゃない。あんたのことが大好きな変わり者は…。』



『もう隣にいるんだからね!』



―――――END―――――