イケメン兄弟はわたしに夢中!?〜幼なじみが家族になった〜

「あ、そっか。幼馴染としてってことだよね」
「いや、そうじゃなくて。だからっ」
 千聖くんは顔を真っ赤にしたまま、わたしの目をまっすぐに見つめて言った。

「おれも、愛理のことが好きなんだよ。ただの幼馴染じゃなく、一人の女子として。ずっと前から、愛理のことが好きだった」
「………………ええっ!!?」
 わたしは今度こそ仰天した。

 千聖くんがわたしのことを好き!?
 え、嘘、え、ええっ!?

「で、でも、学校じゃ、わたしのこと、ただの幼馴染だって言ってたよね?」
「しょうがねーだろ。好きだなんて正直に言えるかよ。クラスの連中にからかわれるのは嫌だったし……何より、愛理に拒絶されたくなかったんだ」
「拒絶なんて、そんなことするわけないよ。嬉しいよ。すごく……本当に」
「そっか。なら、もっと早く言えばよかったな」
 千聖くんは照れたように、恥ずかしそうに笑った。

「…………」
 感極まって、わたしはなんだか泣きそうになり、俯いた。

 千聖くんが、わたしのことを好きだったなんて。
 それも、ずっと前から?

 どうしよう。
 嬉しくて、嬉しすぎて、胸がいっぱいだ。

 俯いて、もじもじしていると、千聖くんはわたしの隣に座った。
 そして、わたしに向かって左手を伸ばす。
 彼の指が、わたしの濡れた頬にそっと触れる。