「こらあ、廊下を走るな!」
「ごめんなさいっ!!」
通りすがりの男の先生に叱られながらも、わたしは走ることを止めなかった。
廊下を走り、角を曲がって、保健室の扉を勢いよく開け放つ。
「失礼しますっ!!」
肩で息をしながら見れば、保健室の中には千聖くんと、白衣を着た先生がいた。
千聖くんの隣には泣きそうな顔をした男の子がいる。
小学二年生くらいだろうか。あの子は誰だろう。
保健室の先生は千聖くんの右手首に白い包帯を巻いている。
「知り合いの子?」
保健室の先生はわたしを見てから、千聖くんに顔を向けた。
「はい。なんでここに?」
千聖くんは不思議そうな顔をしている。
「は、春川さんからっ……千聖くんが、階段から、落ちたって、聞いて……」
わたしは千聖くんに歩み寄った。
「ああ、それでわざわざ駆けつけてくれたのか。大した怪我じゃねーよ、大丈夫」
千聖くんは無事な左手をひらひら振った。
「ごめんなさいっ!!」
通りすがりの男の先生に叱られながらも、わたしは走ることを止めなかった。
廊下を走り、角を曲がって、保健室の扉を勢いよく開け放つ。
「失礼しますっ!!」
肩で息をしながら見れば、保健室の中には千聖くんと、白衣を着た先生がいた。
千聖くんの隣には泣きそうな顔をした男の子がいる。
小学二年生くらいだろうか。あの子は誰だろう。
保健室の先生は千聖くんの右手首に白い包帯を巻いている。
「知り合いの子?」
保健室の先生はわたしを見てから、千聖くんに顔を向けた。
「はい。なんでここに?」
千聖くんは不思議そうな顔をしている。
「は、春川さんからっ……千聖くんが、階段から、落ちたって、聞いて……」
わたしは千聖くんに歩み寄った。
「ああ、それでわざわざ駆けつけてくれたのか。大した怪我じゃねーよ、大丈夫」
千聖くんは無事な左手をひらひら振った。


