「ああもうほんっっとにじれったい! これは二人の問題で、わたしが口を出しちゃいけないってわかってるけど、余計なお世話だってわかってるけど、もー無理、もー我慢できない!! とにかく、一度ちゃんと成海くんと話してきなさい!!」
菜摘ちゃんに怒られたわたしは、勇気を出して千聖くんに話しかけようとした……のだけれど。
わたしが近づいたら、千聖くんは席を立ってしまった。
それでも食い下がり、話しかけたら無視された。
春川さんは『二人が喧嘩している、これは好機だ!』と思ったらしく、まるで見せつけるように千聖くんにべったりくっついた。
モヤモヤとした時間が過ぎて、五時間目の体育の授業になった。
夢で見た通り、今日の種目はバスケだった。
授業の後半には男女混合で試合が行われることになり、千聖くんはコートの外、坂本くんの隣に座った。
坂本くんと談笑しながら、千聖くんはいつボールが飛んできてもいいように警戒している。
コートの中で、パスされたボールが佐藤さんの手に渡った。
佐藤さんはわたしと同じくらい運動が苦手だ。
近くにいた味方に向かって全力投球されたはずのボールは全く見当違いの方向へ飛び、コート外で応援していた生徒へ襲い掛かった。
夢で見た通り、坂本くんの元へ。一直線に!
坂本くんは間の悪いことに、体育館の時計を見ていた。
授業終了間際だったので、あと何分か確かめようとしたのだろう。
結果、ボールは半分顔を背けていた坂本くんの頰を直撃――。
するはずだったのだけど。
菜摘ちゃんに怒られたわたしは、勇気を出して千聖くんに話しかけようとした……のだけれど。
わたしが近づいたら、千聖くんは席を立ってしまった。
それでも食い下がり、話しかけたら無視された。
春川さんは『二人が喧嘩している、これは好機だ!』と思ったらしく、まるで見せつけるように千聖くんにべったりくっついた。
モヤモヤとした時間が過ぎて、五時間目の体育の授業になった。
夢で見た通り、今日の種目はバスケだった。
授業の後半には男女混合で試合が行われることになり、千聖くんはコートの外、坂本くんの隣に座った。
坂本くんと談笑しながら、千聖くんはいつボールが飛んできてもいいように警戒している。
コートの中で、パスされたボールが佐藤さんの手に渡った。
佐藤さんはわたしと同じくらい運動が苦手だ。
近くにいた味方に向かって全力投球されたはずのボールは全く見当違いの方向へ飛び、コート外で応援していた生徒へ襲い掛かった。
夢で見た通り、坂本くんの元へ。一直線に!
坂本くんは間の悪いことに、体育館の時計を見ていた。
授業終了間際だったので、あと何分か確かめようとしたのだろう。
結果、ボールは半分顔を背けていた坂本くんの頰を直撃――。
するはずだったのだけど。

