イケメン兄弟はわたしに夢中!?〜幼なじみが家族になった〜

「ぼく、愛理ちゃんのこと大好きなんだ。愛理ちゃんには幸せになってほしい。だから、愛理ちゃんを傷つける奴は絶対に許さない。自分じゃお兄ちゃんと釣り合わないなんて言わないでよ。そんなふうに自分を悪く言わないで。それは愛理ちゃんのことが好きな人みんなを悲しませる言葉だよ」
 ぎゅっ、と。優夜くんはわたしの手を包む両手に力を込めた。
「ぼくの大好きな愛理ちゃんを傷つける人は、愛理ちゃんでも許さないからね。また言ったら怒るよ?」
「うん……わかった。気を付ける」
「わかってくれたらいいんだ。もっと自信を持ってよ。誰が何と言おうと、ぼくにとって愛理ちゃんは誰よりも素敵な女の子なんだから」
「ありがとう……」
 まっすぐな眼差しに、思いやりに溢れた言葉に、胸の奥が温かくなった。
 本当に優夜くんは優しい、良い子だ。なんだか泣きそうになってしまった。
 わたしが目元を擦っている間に、優夜くんは手を離した。
「――本当にもう。元はと言えばお兄ちゃんが悪いんだ。好きなら早く告白すればいいのに、意気地なし」
「?」
 優夜くんはため息交じりに何か言ったけれど、声が小さすぎて聞き取れなかった。