果たして、その日の夕方。
クラブ活動が終わり、急いで家に帰ると、優夜くんはリビングでジロさんと戯れていた。
「おかえりなさい、愛理ちゃん。今日はオムライスよ」
キッチンでエプロン姿の麻弥さんが微笑んだ。
「そ、そうなんだ。やった、わたし、オムライス大好き……」
重いランドセルを背負ったままのわたしは、息を弾ませながら笑顔を作った。
オムライスは嬉しいけど、それより今日、優夜くんは無事だったのか。
田沼くんたちに何もされなかったのか。そればかりが気になる。
「大丈夫。何もなかったらしい。優夜のキーホルダーも無事だった」
わたしより先に帰っていた千聖くんが寄ってきて、わたしの耳元で囁いた。
優夜くんが振り回すひも付きの玩具にジロさんがとびかかる。
玩具を操りながら、優夜くんは楽しそうに笑っている。
平和そのものの光景だ。
「……良かったあ……」
わたしは胸に手を当てて大きく息を吐いた。
優夜くんが無事で、本当に、本当に良かった。
「ありがとな。全部愛理のおかげだ」
喜びをかみしめていると、千聖くんが手を上げた。
手のひらはわたしに向いている。ハイタッチを待つ構えだ。
「どういたしまして!」
わたしは笑顔で手を上げて、千聖くんとハイタッチした。
パン、とリビングに軽い音が響く。
――ああ、最高に気持ち良い!
笑い合うわたしたちを見て、優夜くんと麻弥さんは「何してるんだろう?」という顔をしていた。
クラブ活動が終わり、急いで家に帰ると、優夜くんはリビングでジロさんと戯れていた。
「おかえりなさい、愛理ちゃん。今日はオムライスよ」
キッチンでエプロン姿の麻弥さんが微笑んだ。
「そ、そうなんだ。やった、わたし、オムライス大好き……」
重いランドセルを背負ったままのわたしは、息を弾ませながら笑顔を作った。
オムライスは嬉しいけど、それより今日、優夜くんは無事だったのか。
田沼くんたちに何もされなかったのか。そればかりが気になる。
「大丈夫。何もなかったらしい。優夜のキーホルダーも無事だった」
わたしより先に帰っていた千聖くんが寄ってきて、わたしの耳元で囁いた。
優夜くんが振り回すひも付きの玩具にジロさんがとびかかる。
玩具を操りながら、優夜くんは楽しそうに笑っている。
平和そのものの光景だ。
「……良かったあ……」
わたしは胸に手を当てて大きく息を吐いた。
優夜くんが無事で、本当に、本当に良かった。
「ありがとな。全部愛理のおかげだ」
喜びをかみしめていると、千聖くんが手を上げた。
手のひらはわたしに向いている。ハイタッチを待つ構えだ。
「どういたしまして!」
わたしは笑顔で手を上げて、千聖くんとハイタッチした。
パン、とリビングに軽い音が響く。
――ああ、最高に気持ち良い!
笑い合うわたしたちを見て、優夜くんと麻弥さんは「何してるんだろう?」という顔をしていた。

