そうと決まれば、まずは調査だ。
リビングに行き、麻弥さんが出してくれた朝食を食べ終わる頃、優夜くんがやってきた。
パジャマから着替えた優夜くんは赤いシャツを着ている。
ということは、予知夢が現実になるのは今日じゃない。
「おはよう」
「おはよう」
挨拶を交わしていると、洗面所から水が流れる音が聞こえてきた。
千聖くんも起きたらしい。いまは洗顔中かな。
千聖くんがいないうちに聞いておかないと!
「優夜くん、学校はどう?」
「どうって?」
麻弥さんからパンやサラダが載ったプレートを受け取りながら、優夜くんは首を傾げた。
「その、田沼くんたちに絡まれたり、何か困ったことが起きてたりしないかなって」
「うーん。田沼くんたちは相変わらずだけど。そんなに困ってはないよ」
「本当に?」
「うん。友達や佐藤さんたちが田沼くんたちに抗議してくれてるから。ぼくには味方がたくさんいるから大丈夫」
「ああ……」
なんとなく、わたしは状況を察した。
田沼くんたちが優夜くんに突っかかるのは、要するに嫉妬だろう。
モテない男子の僻みというやつ。
わたしもモテない女子なので、悲しいかな、彼らの気持ちはちょっとだけわかってしまう。
誰からも好かれて、チヤホヤされる春川さんを見ていると、やっぱり羨ましいって思っちゃうもんね。
でも、いくら嫉妬に駆られたからって優夜くんをいじめて良いわけがない。
そんなのわたしが許さない。
「おはよう」
朝のニュースを見ながら決意を新たにしていると、千聖くんがリビングに入ってきた。
きちんと服を着替えている優夜くんと違って、彼はパジャマ姿のままだ。
前髪がちょっとだけ濡れている。
「おはよう」
わたしは普段通り、何事もなかったかのように過ごしていたつもりだったけど、千聖くんは雑談中に何かに気づいたらしい。
「どうした? 愛理、なんかあったのか? 予知夢でも見た?」
プレートに載っているサラダを食べながら、千聖くんがテーブルの向こうからじっとわたしを見つめた。 う、鋭い。
なんでバレたんだろ。
態度に出してないはずなのに。
「そうなの?」
気になったらしく、優夜くんもわたしを見た。
「ううん、何も。今日は何も見てないよ」
バターが塗られたパンを頬張りながら、わたしは嘘をついた。
リビングに行き、麻弥さんが出してくれた朝食を食べ終わる頃、優夜くんがやってきた。
パジャマから着替えた優夜くんは赤いシャツを着ている。
ということは、予知夢が現実になるのは今日じゃない。
「おはよう」
「おはよう」
挨拶を交わしていると、洗面所から水が流れる音が聞こえてきた。
千聖くんも起きたらしい。いまは洗顔中かな。
千聖くんがいないうちに聞いておかないと!
「優夜くん、学校はどう?」
「どうって?」
麻弥さんからパンやサラダが載ったプレートを受け取りながら、優夜くんは首を傾げた。
「その、田沼くんたちに絡まれたり、何か困ったことが起きてたりしないかなって」
「うーん。田沼くんたちは相変わらずだけど。そんなに困ってはないよ」
「本当に?」
「うん。友達や佐藤さんたちが田沼くんたちに抗議してくれてるから。ぼくには味方がたくさんいるから大丈夫」
「ああ……」
なんとなく、わたしは状況を察した。
田沼くんたちが優夜くんに突っかかるのは、要するに嫉妬だろう。
モテない男子の僻みというやつ。
わたしもモテない女子なので、悲しいかな、彼らの気持ちはちょっとだけわかってしまう。
誰からも好かれて、チヤホヤされる春川さんを見ていると、やっぱり羨ましいって思っちゃうもんね。
でも、いくら嫉妬に駆られたからって優夜くんをいじめて良いわけがない。
そんなのわたしが許さない。
「おはよう」
朝のニュースを見ながら決意を新たにしていると、千聖くんがリビングに入ってきた。
きちんと服を着替えている優夜くんと違って、彼はパジャマ姿のままだ。
前髪がちょっとだけ濡れている。
「おはよう」
わたしは普段通り、何事もなかったかのように過ごしていたつもりだったけど、千聖くんは雑談中に何かに気づいたらしい。
「どうした? 愛理、なんかあったのか? 予知夢でも見た?」
プレートに載っているサラダを食べながら、千聖くんがテーブルの向こうからじっとわたしを見つめた。 う、鋭い。
なんでバレたんだろ。
態度に出してないはずなのに。
「そうなの?」
気になったらしく、優夜くんもわたしを見た。
「ううん、何も。今日は何も見てないよ」
バターが塗られたパンを頬張りながら、わたしは嘘をついた。

