「あれ? 成海くんと来見さんじゃん」
千聖くんと揃って声が聞こえた方向を見ると、春川さんたち三人組がいた。
「偶然だね。二人で買い物してるの?」
「もしかしてデート中?」
「なっ」
声がひっくり返った。
デートって、なんでそうなるの!?
「あたしたち、お邪魔しちゃった?」
吉田さんはニヤニヤ笑っている。
「違うよ、デートじゃないよ! ただ買い物に来てるだけで――」
「デートだろうが何だろうが、吉田さんたちに関係ねーだろ」
冷たく言う千聖くんを見て、わたしは心底驚いた。
クラスメイトの前なのに、千聖くんが猫被ってない!!
素で対応してる!!
「え……それは……」
「仮にデートだったら何? 何か問題でもあるわけ?」
「そ、そんなことはないけど……」
吉田さんの顔はひきつっている。
千聖くんにずばずば言われたことがショックだったのか、『王子様』の仮面を外した素顔がショックなのか、それともその両方か。
「わざわざ声をかけてくるってことは、おれか愛理に用事があるんだろ? 何? 春川さん」
千聖くんはグループのリーダーである春川さんを名指しで呼んだ。
春川さんの肩がびくっと震える。
「う、ううん、特に何も……」
「そう。じゃあ、おれたちはこれで。行こう、愛理」
千聖くんはわたしの手を掴んで歩き出した。
「え。あ。うん」
わたしは取り残された春川さんたちと千聖くんを交互に見た後、足早に千聖くんの後を追った。
千聖くんと揃って声が聞こえた方向を見ると、春川さんたち三人組がいた。
「偶然だね。二人で買い物してるの?」
「もしかしてデート中?」
「なっ」
声がひっくり返った。
デートって、なんでそうなるの!?
「あたしたち、お邪魔しちゃった?」
吉田さんはニヤニヤ笑っている。
「違うよ、デートじゃないよ! ただ買い物に来てるだけで――」
「デートだろうが何だろうが、吉田さんたちに関係ねーだろ」
冷たく言う千聖くんを見て、わたしは心底驚いた。
クラスメイトの前なのに、千聖くんが猫被ってない!!
素で対応してる!!
「え……それは……」
「仮にデートだったら何? 何か問題でもあるわけ?」
「そ、そんなことはないけど……」
吉田さんの顔はひきつっている。
千聖くんにずばずば言われたことがショックだったのか、『王子様』の仮面を外した素顔がショックなのか、それともその両方か。
「わざわざ声をかけてくるってことは、おれか愛理に用事があるんだろ? 何? 春川さん」
千聖くんはグループのリーダーである春川さんを名指しで呼んだ。
春川さんの肩がびくっと震える。
「う、ううん、特に何も……」
「そう。じゃあ、おれたちはこれで。行こう、愛理」
千聖くんはわたしの手を掴んで歩き出した。
「え。あ。うん」
わたしは取り残された春川さんたちと千聖くんを交互に見た後、足早に千聖くんの後を追った。


