駅の西側にある『ひまわり公園』の近くの道を、ランドセルを背負った女の子二人が歩いている。
パステルピンクのランドセルを背負い、黒髪をポニーテイルにした女の子は去年わたしと同じ5年1組だった園田さんだ。
パステルブルーのランドセルを背負い、イチゴの髪飾りをつけて、園田さんと一緒に歩いているのは2年生の妹のここねちゃん。
園田さんたちの周りには中学生や黒いスーツを着たサラリーマンがいる。
多分、これは登校中の風景なのだろう。
園田さんたちは『ひまわり公園』を通り過ぎ、横断歩道の前で足を止めた。
信号待ちをしている間、園田さんたちは姉妹で楽しそうにお喋りしていた。
そこに、突然、白い軽自動車が突っ込んできた。
――危ない!
叫びたくても声は出ない。
これは夢だ。
だから、わたしにできることは、ただ見ているだけ。
姉妹のうち、迫り来る自動車に気づいたのは園田さんのほうが先だった。
お喋りに夢中のここねちゃんが音に気付いて振り返るよりも早く、園田さんはここねちゃんを思いっきり突き飛ばした。
そして、園田さんは突っ込んできた車にはね飛ばされて――
パステルピンクのランドセルを背負い、黒髪をポニーテイルにした女の子は去年わたしと同じ5年1組だった園田さんだ。
パステルブルーのランドセルを背負い、イチゴの髪飾りをつけて、園田さんと一緒に歩いているのは2年生の妹のここねちゃん。
園田さんたちの周りには中学生や黒いスーツを着たサラリーマンがいる。
多分、これは登校中の風景なのだろう。
園田さんたちは『ひまわり公園』を通り過ぎ、横断歩道の前で足を止めた。
信号待ちをしている間、園田さんたちは姉妹で楽しそうにお喋りしていた。
そこに、突然、白い軽自動車が突っ込んできた。
――危ない!
叫びたくても声は出ない。
これは夢だ。
だから、わたしにできることは、ただ見ているだけ。
姉妹のうち、迫り来る自動車に気づいたのは園田さんのほうが先だった。
お喋りに夢中のここねちゃんが音に気付いて振り返るよりも早く、園田さんはここねちゃんを思いっきり突き飛ばした。
そして、園田さんは突っ込んできた車にはね飛ばされて――

