抱えきれないほどの愛に。

彼の”言葉”を。



何気なく掛けられた、何気ない”言葉”だとずっと解釈していた。


でも、よくよく考えれば気づけたかもしれない。


…彼の精神にも、彼の”言葉”の意味も。すべて。


分からなくはない。


だって…あんなに純粋で、綺麗な子に心配を抱かない方がおかしいのだから。


そして、何も言えない私だって…同じか。


…裏か表か。


どちらか。


白か…黒、か。


選択肢は、二つだけではないことに。


もっと早く気づけていたはずだ。



あの日―――彼が零した言葉の”意味”



それは………




『…羨ましいよ、キミはずっと、ずっと…葉音の傍に居られるんだから』




――『これ、葉音に渡しておいてくれないかな』



そういって差し出されたのは……



たった”二本”の、


バラ。


酷い執着と、