抱えきれないほどの愛に。

次の日の朝、足がすくみそうになりがらも何とか学校に着いて、るりかちゃんの元に駆け寄る。


「おはよう…ってどうしたのよ!?顔が…青ざめて……」


「よ、うくんが…っようくんがおかしかったの…っ」



「……っ白鷺が?……っ」


るりかちゃんは驚いた後、顔が青白くなっていった。


その目線は以前と同様に私の後ろに向けられていて。


「……葉音、おはよう」


いつもの優しく穏やかな声が後ろから私の耳へと届いた。



何だか、呼吸がおかしくて、息苦しかった。


「っ……よう、くん…」


いつも通りの優しそうな笑顔なはずなのに、今は、怖くて、痛くて、苦しかった。


「…今日も可愛い。愛してるよ、葉音。



また、放課後ね」


そう耳元で呟くと自分のクラスへと踵を返していった。