「チケット代はいい。それより行くぞ」
緑川に手を引かれ、私は水族館の中へ。足を踏み入れた瞬間、巨大なトンネルが私たちを出迎えた。
「わぁ!」
水の入ったトンネルの中には、たくさんの種類の魚たちが泳いでいる。足を止め、トンネルを見上げた。
「綺麗……」
「ああ」
いつもよりどこか優しい声に、私は緑川の方を見る。緑川は微笑んでいた。この表情は初めて見る。
(いつも潜入する時は優しそうな人を演じていたけど、今よりもずっと表情が硬かった。これは演技じゃない表情?)
水族館にいる間、ずっと手は繋がれたままだった。
水族館を出た後、「まだ時間があるか?」と訊かれたので頷く。緑川が次に向かったのはレストランだった。個室で楽しめるフレンチで、服装もそのままで大丈夫とのことだったので安心する。
「何で私を捜査以外で誘ったの?」
食事をしながら、朝答えを教えてもらえなかったことを訊ねる。緑川はナイフとフォークを置いた。どこか緊張したような、覚悟を決めたような、そんな風に見えた。
緑川に手を引かれ、私は水族館の中へ。足を踏み入れた瞬間、巨大なトンネルが私たちを出迎えた。
「わぁ!」
水の入ったトンネルの中には、たくさんの種類の魚たちが泳いでいる。足を止め、トンネルを見上げた。
「綺麗……」
「ああ」
いつもよりどこか優しい声に、私は緑川の方を見る。緑川は微笑んでいた。この表情は初めて見る。
(いつも潜入する時は優しそうな人を演じていたけど、今よりもずっと表情が硬かった。これは演技じゃない表情?)
水族館にいる間、ずっと手は繋がれたままだった。
水族館を出た後、「まだ時間があるか?」と訊かれたので頷く。緑川が次に向かったのはレストランだった。個室で楽しめるフレンチで、服装もそのままで大丈夫とのことだったので安心する。
「何で私を捜査以外で誘ったの?」
食事をしながら、朝答えを教えてもらえなかったことを訊ねる。緑川はナイフとフォークを置いた。どこか緊張したような、覚悟を決めたような、そんな風に見えた。


