「やっとまた会えたね。由香ちゃんに聞いたよ。わたしが泣いてたときも、ずっと傍にいてくれたんだってね。ありがとう。気づかなくてごめんね」
万感の思いがこみ上げて、涙が零れた。
「いいや、いいや、謝るのはオイラのほうだ」
わたしの胸にその四肢全部を使ってしがみつき、大福は激しく首を振った。
「ごめんな悠理。オイラが最初っから味方してやればこんなことにはならなかったのに。もっと早く拓馬と結ばれることができたのに」
「ううん、大福の立場を考えれば仕方ないよ。それでも大福は神さまを裏切って、わたしの味方をしてくれた。そもそも大福がいなかったら拓馬がわたしを好きになってくれることもなかったよ。感情制限が外れたことを神さまに伏せていてくれて、わたしの味方になってくれて、本当にありがとう。大好きだよ大福」
「……オイラも。オイラも悠理のこと大好きだ」
わたしの胸に顔を埋めて、大福が泣き始めた。
大福が泣くのを見るのは初めてだ。
驚いたのは一瞬のことで、わたしは笑いながら大福の背中を撫でた。
由香ちゃんも有栖先輩も、他の皆も、温かくわたしたちを見守ってくれている。
唯一この結果に不満そうなのは乃亜だけだった。
「大福の額の文字は消して。馬鹿なんて酷い」
わたしが言うと、瞬時に額の文字が消えた。
一体どういう原理が働いているのだろう。謎だ。
「それじゃあ最後。拓馬の洗脳を解いて。いますぐ」
「……ええ」
乃亜は一拍の間を挟んで、頷いた。
「りっちゃん」
「はい」
リスは目を閉じて、数秒、静止した。
「……解けました。これで拓馬の心は自由です」
目を開けて、リスが頷く。
「やった……!」
わたしは左手で大福を支え、右手でガッツポーズを作った。
「良かったね、悠理ちゃん」
由香ちゃんが笑う。他の皆も笑っている。
「うん!」
わたしは会心の笑みで応えた。
万感の思いがこみ上げて、涙が零れた。
「いいや、いいや、謝るのはオイラのほうだ」
わたしの胸にその四肢全部を使ってしがみつき、大福は激しく首を振った。
「ごめんな悠理。オイラが最初っから味方してやればこんなことにはならなかったのに。もっと早く拓馬と結ばれることができたのに」
「ううん、大福の立場を考えれば仕方ないよ。それでも大福は神さまを裏切って、わたしの味方をしてくれた。そもそも大福がいなかったら拓馬がわたしを好きになってくれることもなかったよ。感情制限が外れたことを神さまに伏せていてくれて、わたしの味方になってくれて、本当にありがとう。大好きだよ大福」
「……オイラも。オイラも悠理のこと大好きだ」
わたしの胸に顔を埋めて、大福が泣き始めた。
大福が泣くのを見るのは初めてだ。
驚いたのは一瞬のことで、わたしは笑いながら大福の背中を撫でた。
由香ちゃんも有栖先輩も、他の皆も、温かくわたしたちを見守ってくれている。
唯一この結果に不満そうなのは乃亜だけだった。
「大福の額の文字は消して。馬鹿なんて酷い」
わたしが言うと、瞬時に額の文字が消えた。
一体どういう原理が働いているのだろう。謎だ。
「それじゃあ最後。拓馬の洗脳を解いて。いますぐ」
「……ええ」
乃亜は一拍の間を挟んで、頷いた。
「りっちゃん」
「はい」
リスは目を閉じて、数秒、静止した。
「……解けました。これで拓馬の心は自由です」
目を開けて、リスが頷く。
「やった……!」
わたしは左手で大福を支え、右手でガッツポーズを作った。
「良かったね、悠理ちゃん」
由香ちゃんが笑う。他の皆も笑っている。
「うん!」
わたしは会心の笑みで応えた。

