「オレはもういいです」
幸太くんは苦笑し、両手を振った。
「俺も」
リスの背中を摩りながら、陸先輩が同意する。
「中村さんは?」
「わたしは……」
由香ちゃんは顔を伏せている乃亜を見てから、わたしを見た。
「……神さまや乃亜がしたことは酷いと思いますが、わたしは特に何も被害を受けてないので。ここはやっぱり、悠理ちゃんが決めるべきだと思います」
「そうだね。野々原さんが一番の被害者だ。どうするかは君に任せるよ」
有栖先輩は頷き、最終的な判断をわたしに委ねてくれた。
「ありがとうございます」
有栖先輩に頭を下げ、乃亜の前に立つ。
「許すには条件がある」
わたしは乃亜のつむじを見下ろして言った。
「まずは大福への罰を解いて」
いま一番してほしいことはこれだ。
乃亜は一瞬、上目遣いにわたしを強く睨んだものの、有栖先輩の不興を買うことを恐れてか、すぐに頷いた。
「……わかったわ。りっちゃん」
「はい……」
リスは陸先輩に頭を撫でられながら、ぐすん、と鼻を鳴らした。
ほぼ同時に、由香ちゃんの肩の上に見慣れた白いハムスターが現れる。
大福が反逆したせいか、額には『神』ではなく『バカ』と下手くそな文字が書かれていた。
「大福!」
「悠理!」
両腕を広げると、大福は由香ちゃんの肩を蹴って、わたしの胸に飛び込んできた。
ふわふわの白いハムスターをしっかりと胸に抱きしめる。
幸太くんは苦笑し、両手を振った。
「俺も」
リスの背中を摩りながら、陸先輩が同意する。
「中村さんは?」
「わたしは……」
由香ちゃんは顔を伏せている乃亜を見てから、わたしを見た。
「……神さまや乃亜がしたことは酷いと思いますが、わたしは特に何も被害を受けてないので。ここはやっぱり、悠理ちゃんが決めるべきだと思います」
「そうだね。野々原さんが一番の被害者だ。どうするかは君に任せるよ」
有栖先輩は頷き、最終的な判断をわたしに委ねてくれた。
「ありがとうございます」
有栖先輩に頭を下げ、乃亜の前に立つ。
「許すには条件がある」
わたしは乃亜のつむじを見下ろして言った。
「まずは大福への罰を解いて」
いま一番してほしいことはこれだ。
乃亜は一瞬、上目遣いにわたしを強く睨んだものの、有栖先輩の不興を買うことを恐れてか、すぐに頷いた。
「……わかったわ。りっちゃん」
「はい……」
リスは陸先輩に頭を撫でられながら、ぐすん、と鼻を鳴らした。
ほぼ同時に、由香ちゃんの肩の上に見慣れた白いハムスターが現れる。
大福が反逆したせいか、額には『神』ではなく『バカ』と下手くそな文字が書かれていた。
「大福!」
「悠理!」
両腕を広げると、大福は由香ちゃんの肩を蹴って、わたしの胸に飛び込んできた。
ふわふわの白いハムスターをしっかりと胸に抱きしめる。

