赤嶺先輩が立ち上がり、しばらくして蓋付きの陶器を手に戻って来た。
所要時間からして、わざわざグラニュー糖を陶器に入れてきたようだ。
赤嶺先輩は白石先輩の世話係。いうなれば従者である。
白石先輩は世界的にも有名な白石グループの御曹司で、赤嶺家は代々白石家に仕えているらしい。
このマンションにも二人はルームシェアという形で暮らしていて、家事は全て赤嶺先輩が担当している。
とはいえ、白石先輩が家事できないというわけではない。
やればできるけれどやらないだけ、だそうだ。
「んじゃ遠慮なく」
緑地くんが陶器の蓋を開け、クッキーにグラニュー糖をかけ始めた。
「かけすぎだろうそれは。糖尿病になるぞ」
「心配性だなあ陸先輩は。こんくらい大丈夫だよ」
赤嶺先輩の苦言を流し、緑地くんがグラニュー糖を盛ったクッキーをまとめて二枚摘まみ、口に運ぶ。
「うん、うまい。やっぱりお菓子は甘くなきゃな!」
その表情は幸せそうだ。
そういえば緑地くんは大の甘党だった。
彼はアイスボックスクッキーよりもクリームたっぷりのケーキのほうが喜んだことだろう。
所要時間からして、わざわざグラニュー糖を陶器に入れてきたようだ。
赤嶺先輩は白石先輩の世話係。いうなれば従者である。
白石先輩は世界的にも有名な白石グループの御曹司で、赤嶺家は代々白石家に仕えているらしい。
このマンションにも二人はルームシェアという形で暮らしていて、家事は全て赤嶺先輩が担当している。
とはいえ、白石先輩が家事できないというわけではない。
やればできるけれどやらないだけ、だそうだ。
「んじゃ遠慮なく」
緑地くんが陶器の蓋を開け、クッキーにグラニュー糖をかけ始めた。
「かけすぎだろうそれは。糖尿病になるぞ」
「心配性だなあ陸先輩は。こんくらい大丈夫だよ」
赤嶺先輩の苦言を流し、緑地くんがグラニュー糖を盛ったクッキーをまとめて二枚摘まみ、口に運ぶ。
「うん、うまい。やっぱりお菓子は甘くなきゃな!」
その表情は幸せそうだ。
そういえば緑地くんは大の甘党だった。
彼はアイスボックスクッキーよりもクリームたっぷりのケーキのほうが喜んだことだろう。
