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俺は騎士団のテントがある森に帰って来た。
簡易的に作った丸太の椅子に座り焚火を眺めていると、それが時々爆ぜてパチパチと音が鳴る。それが心を落ち着かせてくれた。
なにせ今日は沢山のことがあり過ぎた。心をかき乱すような事がありすぎて疲れたが、素晴らしい一日でもあった。ジェシーに出会えた幸運を神に感謝したい。
ジェシーとの出会いはまさに奇跡だ。
ジェシーを思い出し目を閉じれば、あの子の姿がはっきりと思い浮かぶ。それほどに強烈に印象に残っているのだ。黒の混ざった美しい銀の髪。俺と同じ空色の瞳。白く透き通るような肌。魔法を施行するときの神々しいほどの美しさ。どれもが目に焼き付いて離れない。
ほーっと息を吐き出していると、副団長のルノアと新人騎士のレンがやって来て、呆ける俺にレンが声をかけてきた。
「団長どうしたっすか?町から帰って来てから団長変じゃないっすか?」
そう言われ、俺は今日あった出来事を二人に話して聞かせた。すると俺の話を聞いた二人が絶句した。そして一呼吸置いてからルノアが低い声で呟いた。
「変態……」


