そう、俺は3日前王城に呼び出され定期報告をさせられていた。前騎士団長もそうだったが、ここへ来ると上からの重圧がものすごい。王をはじめとして、重鎮達が俺一人に向かって言いたい放題言ってくる。自分たちは王城でぬくぬくしているくせにふざけるな!そう言ってやりたいが、こぶしを握り締めて我慢した。
俺たちはジェシカ嬢捜索の他にも、国境を多国から守る任や、魔獣討伐も課せられている。多すぎる仕事量に体を壊す騎士が続出している。それなのに、あの日はいつも以上の言葉の暴力に耐えられなくなった。
俺のことだけならいい、我慢が出来る。しかし毎日頑張っている部下である騎士達を悪く言われるのは我慢ならなかった。無能な騎士達などと言われて頭にきた。
限界だった。
そして……。
「そんなに言うならご自身で探されては?」
そう言ってしまったのだ。
俺は唖然とする陛下と重鎮達を残し、広間を颯爽と出てきたのだが、そのあと頭を抱えた。
やっちまったと。


