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月日は流れ、ジェシカ嬢を捜索開始してから5年が過ぎていた。
俺の体躯は青年のものから23歳の大人の体へと変化していた。身長も伸び、筋肉もしっかりとついているが、筋肉隆々と言ったほどではなく丁度良い身体になっていた。顔も昔から言われたとおりに、美丈夫になったと思う……思うよ。
「悲しい……寂しい……むさくるしい……」
「ちょっと、団長なんすかそれ?」
そう言ってきたのは新人の騎士、レングリアだ。赤い髪に八重歯が特徴的で、子供のような屈託のない笑顔で接してくるため、騎士団の弟的な存在だ。この新人騎士を皆は親しみを込めてレンと呼んでいる。俺もその一人だ。
「また陛下に何か言われたっすか?」
「…………」
「言われたんすね?」
「いつになったらジェシカ嬢を見つけ出せるんだ。本当に捜索しているのかと言われて……」
「言われてどうしたっすか?」
「…………」
「まずいことを言ったっすか?」
「自分で探せばいいと……」
「えっ!それ陛下に言ったんすか?」


