「俺のあんちゃんだから!とか言っちゃって、すーぐヤキモチ妬いてたもんね。」 幼い頃の遥人があまりに素直で可愛くて、思い出すだけで笑顔になってしまう。 「ねえ、あんちゃん気づいてたでしょ? 俺の初恋が、あんちゃんだってこと。」 「え?」 あれほど顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたのに、まっすぐな瞳で私を見つめていた。 さっきまで私もふざけてたのに、こんなに真剣な表情をされるとなぜかドキッとしてしまった。