「あんちゃん、無理して笑わないの〜。」
遥人に頭を撫でられ、その手のひらから優しさが伝わってきて涙がどんどん溢れてきた。
「ご、ごめん、はる、と…ううっ。」
「何があったか分かんないけど、話して楽になるならいつでも聞くからね。
そういえばさー、俺ちっさい時いっつも近所の兄ちゃん達に泣かされては、あんちゃんに助けてもらってたじゃん?
今度は俺があんちゃんの味方になるからさ。ね?」
あの頃とおんなじ笑顔だ。
遥人は本当に昔から変わらないな。
いや、いつまでも弟のように思ってたけど、遥人ももう22歳で立派な大人の男の人だ。



