マンションを出ると、もう遥人は車で迎えに来てくれていた。 「遥人……。」 「あんちゃん………!」 2人とも互いの姿を見つけると、どちらからともなく駆け寄り抱き合った。 おそらく同じマンションの住人らしき人数名からの視線が刺さった。 けれどそれも気にならないほど、もう私の頭の中はようやく解放されたという気持ちでいっぱいだった。