広いベッドで穏やかな気持ちで眠れるのも、朝日を浴びて幸せな気持ちになれるのも、全ては【もう解放される】と分かっているから。 少しずつ荷物をまとめていく。 隆二は部屋を出るのはいつでもいい、とは言っていたけれどきっと早く出た方がいいだろう。 〜♪ 「…もしもし。」 「あんちゃん、電話かけてごめん、心配で…。」 隆二と離婚すると決まったあの夜から遥人に連絡できていなかった。