「慰謝料はいくらでも請求してかまわないし、されて当然だって分かってるから…。
だから、どうか別れてください。」
俺に殴られて蹴られて、それでもなお土下座してまであの男と一緒になりたいのか。
『…もう、限界です。別れてください、お願いします。』
『離婚なんて誰がするか!ふざけるな!お前が当たり前のように飯を食い、あたたかい布団で寝れる、この生活ができてるのは俺のおかげだろ?お前が俺と同じ金額を稼げるのか?隆二と隆太の学費も払えるのか?
無理だろ!謝れ、今すぐ謝れ!』
父に深く土下座をし、別れてくれと懇願する母。
そんな母を怒鳴りつけ、殴って蹴る父。
幼少期の記憶が蘇る。



