隆二は人差し指でゆっくりと離婚届をトントンとたたく。 鋭い視線にもう怯むことはない。 まっすぐに隆二の目を見て頷いた。 「誰のおかげで今までやってこれたか分かってるのか。 不倫した挙句別れてくださいなんて俺も随分と舐められたもんだな。」 椅子から立ち上がり私の目の前に来て髪を掴み上げる。 その痛さに思わず声が出そうになったけれど、グッと堪えた。