「世間知らずの馬鹿女だから、若い男に騙され、絆されこうなったのかと。 俺も鬼じゃない、1回だけなら目を瞑ってやってもいいと思った。 …けど、お前違うよな?」 ブチブチッと髪が何本か抜ける音がしているのがわかる。 頭皮にも痛みが走る。 髪を掴み上げ私の顔を覗き込み、低い声で話す隆二は鬼のような顔をしていた。 認めたらまずい。 私が認めてしまえば、遥人にも危害が及ぶかもしれない。 「違う。店長と、雇われの関係…だから…。」