「あんちゃん…。」 言ってしまった。 もう戻れないかもしれない。 さっきまでの強気な態度が一変して、もし、あんちゃんが店を辞めてしまったら、また会えなくなってしまったらと不安な気持ちが押し寄せてきた。 「………だよ……。」 聞き取れなかったけど、あんちゃんが俺に抱きつき腕を回す姿を見て、まさかと勘違いしそうになる。 そんなばかな…気のせいだ。