『旦那さんからされてるんならこれDVだよ…。 あんちゃん、病院連れて行こうか? こんな青痣…痛くないの?』 『本当に、私が転んでぶつけちゃっただけだから! 昔っから私どんくさいよねほんと。 大丈夫!湿布貼っとく!』 笑い飛ばすあんちゃんの姿に余計に胸が痛む。 夫婦のことは夫婦にしか分からない。 俺がその間に入れることなんてない。 なんでそんな人と一緒にいるんだ、俺ならあんちゃんを誰よりも笑顔にできるのに、と歯痒い気持ちで胸がいっぱいだった。