鬼同期が家だとオカンだったし、その後スパダリに進化した

 週明けの月曜日の朝。眠気混じりで部屋を出たら、長谷川とばったり鉢合わせた。


「おはよ」

「……おう」


 そんな嫌そうな顔しなくても……と思ったけど、見てたら普通にあくびをしたから、たんにタイミングが悪かっただけっぽい。


 しょうがない。月曜の朝なんて、みんなそんなもんだ。

 会社に向かってるだけで花丸!


 そんなことを考えてるうちに、なぜか長谷川はずっと隣を歩いていた。

 先に行ってくれていいけど?


 でも、それをわざわざ口にするのも感じ悪い。

 でも話しかけるほどの用事もない。

 でも同期なのに無言で歩き続けるのも気まずい。

 でも、なんか、だって。


 頭の中でそんなことをぐるぐるしてるうちに、いつの間にか会社に着いていた。

 なにしろ部署も同じで席も近いから、結局ずっと一緒に来てしまった。同棲したてのカップルかよ。冗談じゃない。明日からもうちょい早く家を出よう。気まずすぎる。

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