はっきりとそう言われ、結衣は目を見開く。一方の裕美は、カバンから何かを取り出すとそれを乱暴にテーブルの上に置いた。
結衣はそれを見て、衝撃を受けた。
「なんでこんなものが──」
印刷された写真には、結衣が浩斗と一緒にBBQ施設で食事をしている姿や、マンションに入っていく姿が映っていた。裕美は腕を組み、冷ややかに結衣を見つめている。
「浩斗のあなたに対する態度が気になって、ちょっと調査させてもらっていたの。あなた、浩斗と付き合っているのね」
「ちが──」
違う。そう言おうとしたのに、言葉が続かなかった。
結衣と浩斗は毎日のようにメッセージを送り合い、週に一回はふたりで過ごして、マンションに遊びに行くこともある。そして浩斗は会うたびに結衣に甘い言葉を告げ、ときにはキスをする。客観的に見て、付き合っていないと言えるのだろうか。
「浩斗は元々実業家として有名な榊原家の人間で、なおかつあの若さで自分で作った会社をここまで大きくしたエリートなの。あなたみたいなパッとしない人が横に立てる人間じゃないのよ。彼の足を引っ張らないで」
「私はっ」
「お金が欲しいなら、私があげるわ。これくらいあれば、転職活動中の生活費も十分でしょ」
結衣はそれを見て、衝撃を受けた。
「なんでこんなものが──」
印刷された写真には、結衣が浩斗と一緒にBBQ施設で食事をしている姿や、マンションに入っていく姿が映っていた。裕美は腕を組み、冷ややかに結衣を見つめている。
「浩斗のあなたに対する態度が気になって、ちょっと調査させてもらっていたの。あなた、浩斗と付き合っているのね」
「ちが──」
違う。そう言おうとしたのに、言葉が続かなかった。
結衣と浩斗は毎日のようにメッセージを送り合い、週に一回はふたりで過ごして、マンションに遊びに行くこともある。そして浩斗は会うたびに結衣に甘い言葉を告げ、ときにはキスをする。客観的に見て、付き合っていないと言えるのだろうか。
「浩斗は元々実業家として有名な榊原家の人間で、なおかつあの若さで自分で作った会社をここまで大きくしたエリートなの。あなたみたいなパッとしない人が横に立てる人間じゃないのよ。彼の足を引っ張らないで」
「私はっ」
「お金が欲しいなら、私があげるわ。これくらいあれば、転職活動中の生活費も十分でしょ」



