夕方、全ての参加者のプレーが終わる。戻ってきた参加者の前に浩斗は立った。
「──本日はありがとうございました」
御礼の挨拶をすると、盛大な拍手で今回のゴルフコンペが締めくくられた。
(はあ、疲れたな)
役目を終えた浩斗はほっと一息つく。例年のゴルフコンペに比べて疲労感があるのは、小名木社長と裕美が交換になるという予期せぬトラブルのせいだろう。
「見送りに行くか」
今頃、駐車場から続々と参加者たちが出発しているはずだ。
駐車場に向かった浩斗は、そこで見覚えのある人物がいることに気づいた。
(あれは……)
車のわきに立ってスマホを眺めているのは、学生時代からの親友である和賀圭吾だ。
「圭吾!」
浩斗は圭吾に歩み寄り、声をかける。顔を上げた圭吾は、浩斗の顔を見て表情を明るくした。
「浩斗! 忙しそうにしていたから、今日は話せないと思っていた」
「来るなら事前に連絡くれればよかったのに。水臭いぞ」
「ごめんごめん。昨晩急に決まったんだ。先輩が熱だしてさ」
圭吾はははっと笑う。
「そうだ 浩斗に教えられて始めたシェアラのベストパートナーに、今日偶然会ったんだ」
「もしかして うちの社員か? リリースの際に独身の社員は原則入会させたんだ」
「ああ、この子なんだ」
「──本日はありがとうございました」
御礼の挨拶をすると、盛大な拍手で今回のゴルフコンペが締めくくられた。
(はあ、疲れたな)
役目を終えた浩斗はほっと一息つく。例年のゴルフコンペに比べて疲労感があるのは、小名木社長と裕美が交換になるという予期せぬトラブルのせいだろう。
「見送りに行くか」
今頃、駐車場から続々と参加者たちが出発しているはずだ。
駐車場に向かった浩斗は、そこで見覚えのある人物がいることに気づいた。
(あれは……)
車のわきに立ってスマホを眺めているのは、学生時代からの親友である和賀圭吾だ。
「圭吾!」
浩斗は圭吾に歩み寄り、声をかける。顔を上げた圭吾は、浩斗の顔を見て表情を明るくした。
「浩斗! 忙しそうにしていたから、今日は話せないと思っていた」
「来るなら事前に連絡くれればよかったのに。水臭いぞ」
「ごめんごめん。昨晩急に決まったんだ。先輩が熱だしてさ」
圭吾はははっと笑う。
「そうだ 浩斗に教えられて始めたシェアラのベストパートナーに、今日偶然会ったんだ」
「もしかして うちの社員か? リリースの際に独身の社員は原則入会させたんだ」
「ああ、この子なんだ」



