「それは楽しみだ」
浩斗も釣られるように、微笑んだ。
週末は爽やかな晴天だった。
カキーンとボールが飛ぶ。結衣は片手をまぶたの辺りでかざし、そのボールを目で追った。
「だいぶ上手くなったな」
浩斗が感心したように言う。
「へへっ、ありがとうございます。ひとりでも練習に来ましたから。でも、浩斗さんのおかげですね」
もし浩斗が最初にゴルフを教えると言ってくれなかったら、結衣はいまだにクラブにボールを当てることすらままならなかっただろう。
にこにこでお礼を言う結衣を見て、浩斗も口元を綻ばせる。
「この調子なら、今度のゴルフコンペは心配なさそうだな」
「はい。頑張ります」
結衣は頷く。
(そういえば──)
結衣はふと、会社でゴルフコンペの準備をしていたときのことを思い出す。
Excelで作ったゴルフコンペ参加者リスト表の確認をしているときに、『小名木裕美』と書かれているのを見つけたのだ。
(元カノって言ってたよね。今はどういう関係なんだろう? 小名木さんのあの態度、なんの感情も内容には見えなかったけど──)
結衣はちらっと浩斗を見る。なんとなく聞きにくくて聞けない。
浩斗も釣られるように、微笑んだ。
週末は爽やかな晴天だった。
カキーンとボールが飛ぶ。結衣は片手をまぶたの辺りでかざし、そのボールを目で追った。
「だいぶ上手くなったな」
浩斗が感心したように言う。
「へへっ、ありがとうございます。ひとりでも練習に来ましたから。でも、浩斗さんのおかげですね」
もし浩斗が最初にゴルフを教えると言ってくれなかったら、結衣はいまだにクラブにボールを当てることすらままならなかっただろう。
にこにこでお礼を言う結衣を見て、浩斗も口元を綻ばせる。
「この調子なら、今度のゴルフコンペは心配なさそうだな」
「はい。頑張ります」
結衣は頷く。
(そういえば──)
結衣はふと、会社でゴルフコンペの準備をしていたときのことを思い出す。
Excelで作ったゴルフコンペ参加者リスト表の確認をしているときに、『小名木裕美』と書かれているのを見つけたのだ。
(元カノって言ってたよね。今はどういう関係なんだろう? 小名木さんのあの態度、なんの感情も内容には見えなかったけど──)
結衣はちらっと浩斗を見る。なんとなく聞きにくくて聞けない。



