俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~

 中華恋物語とは、結衣がここ数カ月嵌っている海外ドラマだ。サブスクの動画配信サービスで連載されているもので、毎週それをみるのが結衣の密かな楽しみになっている。

 初めて出会った推し仲間に、結衣は感激する。
 急激にテンションが上がるのを感じた。

【あれを見ているんですか? 知ってる人が少ないので、びっくりしました】
【僕も結衣さんのプロフィール見たときはびっくりしました。面白いですよね】

 圭吾からの返信を見て、結衣は表情を緩める。

(なんか楽しい。もしかして、これが推し仲間ってやつ?)

【結衣さんはドラマが好きなんですね。○○は見ましたか? 医療系ドラマが好きならおすすめです】

「あ、このドラマもおもしろいんだよね。わかるー! この人、気が合うかも!」

 好きなドラマがいちいち同じで、ついつい嬉しくなって返事をしてしまう。気付くと、深夜零時近くになっていた。

「あ、いけない。もうこんな時間」

 時計を見た結衣は慌てる。

【すみません。明日も出かけるので、そろそろ寝ます】
【遅くまで付き合わせてごめん。また話せたら嬉しいな】

 結衣は画面を見つめる。
(会うわけでもないし、ドラマの話をするぐらいいいよね)

 結衣は【もちろんです】と返事を打つと、ベッドにもぐりこんだ。