「相変わらずハードスケジュールすぎる……」
取引先との会合に同行した結衣は、最後の会合を終えてようやく息をつく。しかし、それも一瞬のことだった。
「横溝さん、最後まで気を抜かない!」
「はい!」
結衣は慌てて、ビシッと背筋を伸ばす。
少し前を歩く浩斗は訪問先の企業──ウィズンコーポレーションの社長──小名木と会議後の談笑をしていた。
ウィズンコーポレーションは大手ネットショッピングサイトの運営会社で、近年急激に成長している企業だ。ショッピングサイトの基幹システムの開発とメンテナンスをサイバーメディエーションが請け負っており、サイバーメディエーションにとっては大口中の大口とも言える企業だった。
(すごい厳しい社長なのかと思ったら、優しそうなおじちゃんで意外だわ)
結衣は小名木を眺める。背が低く温和な顔立ちをしており、とても一代でこの巨大企業を作り上げたとは思えない見た目をしている。
「今年もゴルフコンペは開催予定ですか?」
小名木が浩斗に問いかける。
「そのつもりです。もう少ししたらご案内します」
「楽しみにしていますよ」
小名木は人の好い笑みを浮かべた。
取引先との会合に同行した結衣は、最後の会合を終えてようやく息をつく。しかし、それも一瞬のことだった。
「横溝さん、最後まで気を抜かない!」
「はい!」
結衣は慌てて、ビシッと背筋を伸ばす。
少し前を歩く浩斗は訪問先の企業──ウィズンコーポレーションの社長──小名木と会議後の談笑をしていた。
ウィズンコーポレーションは大手ネットショッピングサイトの運営会社で、近年急激に成長している企業だ。ショッピングサイトの基幹システムの開発とメンテナンスをサイバーメディエーションが請け負っており、サイバーメディエーションにとっては大口中の大口とも言える企業だった。
(すごい厳しい社長なのかと思ったら、優しそうなおじちゃんで意外だわ)
結衣は小名木を眺める。背が低く温和な顔立ちをしており、とても一代でこの巨大企業を作り上げたとは思えない見た目をしている。
「今年もゴルフコンペは開催予定ですか?」
小名木が浩斗に問いかける。
「そのつもりです。もう少ししたらご案内します」
「楽しみにしていますよ」
小名木は人の好い笑みを浮かべた。



