俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~

 勝負が始まった当初に、ふたりで決めたルールの備忘録メモが表示されている。確かに、『勝負の期間は六カ月』と記載されていた。

「屁理屈だ!」
「屁理屈じゃない 期間満了までが勝負だ。契約とはそういうものだ。スポーツだって、時間内は逆転の可能性が十分にあるだろう?」

 浩斗は悪びれる様子もなく言い放つと、すっくと立ちあがり結衣の横に立つ。

「ということだから、残りの三カ月で必ず結衣に俺のことを好きにさせる」

 浩斗の手が伸びてきて、結衣の頬に触れる。ふたりの顔の距離が近くなり、頬に柔らかい感触した。

「なっ、何するんですか?」

 結衣は頬に手を当てて、椅子に座ったまま身を後ずさる。

「手加減はしない。必ずお前を俺のものにする」

(嘘でしょう?)

 絶対的な自信をもって言い放つ浩斗を見上げ、結衣は頬を赤くしたまま言葉を失ったのだった。