(どうして成瀬さんだとだめか? 結衣がベストパートナーだからか?)
本当にそうなのだろうかと、自分自身に問いかける。結衣の明るい様子や、言い返してくる負けん気の強さ、弱っているときは寄り添ってくれる優しさ、なによりも、彼女の笑顔が脳裏に浮かんだ。
そして、その笑顔を独占したいという欲に駆られた。
(そうか。俺はとっくに──)
始まりは、シェアラがベストパートナーだと判定したからだった。興味本位で社長室に呼び出した結衣からアプリの判定を完全否定され、腹立たしさから半ば無理やり恋愛バトルに引き込んだ。
こんな平凡な女が自分のベストパートナーのわけがない、落とすのは簡単だと高を括っていたのは否定できない。
それなのに──いつの間にか夢中になっているのは、自分のほうだった。
結衣は浩斗が榊原家の人間だとか社長だとかを抜きにして、ただのひとりの人間として向き合ってくる。最初こそ、その不遜な態度に苛立ちを感じていたのに、いつからか彼女といると自然な自分でいられる気がして居心地がよくなっていた。
本当にそうなのだろうかと、自分自身に問いかける。結衣の明るい様子や、言い返してくる負けん気の強さ、弱っているときは寄り添ってくれる優しさ、なによりも、彼女の笑顔が脳裏に浮かんだ。
そして、その笑顔を独占したいという欲に駆られた。
(そうか。俺はとっくに──)
始まりは、シェアラがベストパートナーだと判定したからだった。興味本位で社長室に呼び出した結衣からアプリの判定を完全否定され、腹立たしさから半ば無理やり恋愛バトルに引き込んだ。
こんな平凡な女が自分のベストパートナーのわけがない、落とすのは簡単だと高を括っていたのは否定できない。
それなのに──いつの間にか夢中になっているのは、自分のほうだった。
結衣は浩斗が榊原家の人間だとか社長だとかを抜きにして、ただのひとりの人間として向き合ってくる。最初こそ、その不遜な態度に苛立ちを感じていたのに、いつからか彼女といると自然な自分でいられる気がして居心地がよくなっていた。



