ひとつは彼女が秘書として優秀だったこと、もうひとつは彼女が仕事に私情を持ち込まないことだ。過去に仕事関係の女性から言い寄られた経験が一度や二度でない浩斗にとって、決してそのような行動をしない成瀬はとてもありがたい存在だった。
それだけに、成瀬のこの行動は浩斗にとって好ましくない。つい、口調が冷たくなる。
浩斗からの明確な拒絶を感じ取ったようで、成瀬はショックを受けた顔をした。
「なんで……」
成瀬がぐっと唇を噛む。
「私、知っているんです。社長、横溝さんとはそういう交流をしていますよね?」
予想外の追及に、浩斗は眉根を寄せる。
「あの子がベストパートナーだからですか!? だから、私はだめで横溝さんは──」
「──なぜそれを知っている?」
一段低い声で、浩斗は問いかける。
すると、成瀬はびくっと肩を震わせた。
「たまたま社長と横溝さんの会話が聞こえちゃったんです。なんで私じゃだめなんですか!?」
納得がいかないようで、成瀬は目に涙を浮かべ訴えかけてくる。
「それは……」
改めて聞かれ、浩斗は言葉に詰まる。どうしてなのか、自分でもわからなかった。
それだけに、成瀬のこの行動は浩斗にとって好ましくない。つい、口調が冷たくなる。
浩斗からの明確な拒絶を感じ取ったようで、成瀬はショックを受けた顔をした。
「なんで……」
成瀬がぐっと唇を噛む。
「私、知っているんです。社長、横溝さんとはそういう交流をしていますよね?」
予想外の追及に、浩斗は眉根を寄せる。
「あの子がベストパートナーだからですか!? だから、私はだめで横溝さんは──」
「──なぜそれを知っている?」
一段低い声で、浩斗は問いかける。
すると、成瀬はびくっと肩を震わせた。
「たまたま社長と横溝さんの会話が聞こえちゃったんです。なんで私じゃだめなんですか!?」
納得がいかないようで、成瀬は目に涙を浮かべ訴えかけてくる。
「それは……」
改めて聞かれ、浩斗は言葉に詰まる。どうしてなのか、自分でもわからなかった。



