スーッと気持ちが冷えてゆくのを感じた。結衣がほかの男と話しているのが、無性に腹立たしい。ましてや、あんな笑顔を見せるなんて言語道断だ。
「横溝さん」
浩斗が声をかけると、ハッとしたように結衣がこちらを向く。
「ちょっといいかな?」
「え? はい、すぐ行きます!」
結衣が慌てて浩斗の方に歩み寄る最中、浩斗は鋭い目で男を睨みつける。男はぎょっとしたような顔をして、頭を下げてきた。
「急にどうしました?」
「ちょっと用事があってね」
怪訝な顔をする結衣を、感情のままに社長室に連れて行く。
自席に座っていた成瀬が、ふたりの様子がおかしいことに気づき不審な目で見つめていた。
「社長! どうしたんですか?」
浩斗を呼ぶ結衣の声には、どこか不安が混じっていた。そんな些細なことにすら、苛立ちが募る。
(さっきの男には、笑顔を向けていたのに)
社長室に入った途端、浩斗は結衣を壁に押し付けた。突然の浩斗の行動にびっくりする結衣を、浩斗は真っ直ぐに見下ろす。
「見境なく男に愛嬌を振りまくな」
「は?」
「結衣は俺のベストパートナーだろう?」
「横溝さん」
浩斗が声をかけると、ハッとしたように結衣がこちらを向く。
「ちょっといいかな?」
「え? はい、すぐ行きます!」
結衣が慌てて浩斗の方に歩み寄る最中、浩斗は鋭い目で男を睨みつける。男はぎょっとしたような顔をして、頭を下げてきた。
「急にどうしました?」
「ちょっと用事があってね」
怪訝な顔をする結衣を、感情のままに社長室に連れて行く。
自席に座っていた成瀬が、ふたりの様子がおかしいことに気づき不審な目で見つめていた。
「社長! どうしたんですか?」
浩斗を呼ぶ結衣の声には、どこか不安が混じっていた。そんな些細なことにすら、苛立ちが募る。
(さっきの男には、笑顔を向けていたのに)
社長室に入った途端、浩斗は結衣を壁に押し付けた。突然の浩斗の行動にびっくりする結衣を、浩斗は真っ直ぐに見下ろす。
「見境なく男に愛嬌を振りまくな」
「は?」
「結衣は俺のベストパートナーだろう?」



