おどおどしつつも目的の部屋までたどり着くと、インターホンを押した。しかし、中からの反応はなかった。
(あれ? 出ない?)
何度か押しても、やはり反応はない。
(今朝から何度電話しても繋がらないって言っていたけど──)
田端から聞いたことも相まって、もしかして中で倒れているのではないかと心配になる。
結衣はもう一度インターホンを押した。
すると、ガチャッとドアが開く。出てきたのは、浩斗だ。しかし、いつもに比べて明らかに覇気がなく、ぼんやりした様子だ。熱が高いのか、顔も赤い。
「結衣… ?」
「お休み中に申し訳ありません。電話に出ないので、様子を見てこいと言われまして……」
「電話……?」
浩斗はぼんやりとしたまま視線を宙にさ迷わせる。
「気がつかなかった。悪い―─」
そこまで言った浩斗の体が、ぐらりと傾く。とっさに結衣は、彼を支えるように抱き抱えた。
(──すごく熱い)
服越しでも、体がとても熱くなっていることが分かった。
「榊原社長、大丈夫ですか?」
焦った結衣は、浩斗に呼びかける。しかし、返事はない。
「社長? 社長!」
(あれ? 出ない?)
何度か押しても、やはり反応はない。
(今朝から何度電話しても繋がらないって言っていたけど──)
田端から聞いたことも相まって、もしかして中で倒れているのではないかと心配になる。
結衣はもう一度インターホンを押した。
すると、ガチャッとドアが開く。出てきたのは、浩斗だ。しかし、いつもに比べて明らかに覇気がなく、ぼんやりした様子だ。熱が高いのか、顔も赤い。
「結衣… ?」
「お休み中に申し訳ありません。電話に出ないので、様子を見てこいと言われまして……」
「電話……?」
浩斗はぼんやりとしたまま視線を宙にさ迷わせる。
「気がつかなかった。悪い―─」
そこまで言った浩斗の体が、ぐらりと傾く。とっさに結衣は、彼を支えるように抱き抱えた。
(──すごく熱い)
服越しでも、体がとても熱くなっていることが分かった。
「榊原社長、大丈夫ですか?」
焦った結衣は、浩斗に呼びかける。しかし、返事はない。
「社長? 社長!」



